子どもの歯医者さんは何歳まで?
このブログでは以前に、「小児歯科は何歳から通うもの?」という記事を書きましたが、今回は何歳まで通うのが適切なのかという内容です。今現在、ママとこどものはいしゃさんの加盟院に通われている方も、いつから一般歯科へと移行すれば良いのか迷っているかもしれませんよね。そうしたお母様方に有益となるような情報をお届けします。
▼永久歯が生えそろったら一般歯科?
小児歯科は、その名の通り子どもが通う歯科医院ですので、大人になったら一般歯科へと切り替える必要があります。ただ「大人」という定義も難しく、もしも法律的な文言を参考にするのであれば、20歳がその分かれ目となりそうですよね。けれども実際はそういうわけではなく、もう少し早い段階で一般歯科へと移行するケースが多いといえます。
具体的には、大人の歯が生えそろってからがひとつのわかりやすい目安となることでしょう。子どもの歯である乳歯がすべて抜け落ちて、永久歯列が完成するころには、顎の発育も終盤へと差し掛かっています。ですから、必ずしも小児歯科で治療を受けなければならないわけではなくなるのです。
▼厳密な決まりはない
臨床の現場では、何歳になったら小児歯科から一般歯科へと移らなければならない、という決まりはありません。患者さんが望めば、18歳になっても小児歯科に通い続けることはできますし、中学校に上がった時点で一般歯科へ移るケースもあります。つまりは、小児歯科から一般歯科へ移行する時期は歯医者さんと患者さんが一緒になって決めるもので、あくまでケースバイケースといえるのです。
▼小児歯科に通うメリット
永久歯が生えそろっても、そのまま同じ小児歯科に通い続けると、いくつかのメリットが得られます。まず、小さい頃から慣れ親しんだ歯医者さんなので、患者さんも治療を受けやすいという利点があります。また、歯医者さんも患者さんの歯の発育や全身状態などもよく知っているので、大人の歯が生えそろった後も適切な治療法を提案しやすくなるという利点もあるのです。もちろん、通いやすいからといって20歳になっても30歳になっても小児歯科で診てもらい続けるわけにはいきません。基本的に、小児歯科は小さなお子さまが治療を受ける診療科だからです。ですので、一般歯科へと移行する時期は、歯医者さんと相談しながら決めていく必要があるといえます。
▼まとめ
このように、小児歯科から一般歯科へと移行する時期は、小児歯科に通い始める時期と同様、厳密には決まっていません。ママとこどものはいしゃさんの加盟院では、そうした一般歯科への移行の時期を患者さんとしっかり相談しながら決めていくようにしていますよ。