子どもの歯科治療の専門科について
皆さんは、歯医者さんにもそれぞれに専門があるのをご存知でしょうか?わかりやすいのが「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院にも在籍している小児歯科の認定医や専門医ですね。今回はこれらの資格を持った歯医者さんの特徴について詳しく解説します。
▼豊富な知識や技術、経験を持っている証
小児歯科の認定医や専門医というのは、小児歯科の学会が認定するものです。数年に及ぶ診療や研究の中で、たくさんの知識や技術を得た歯医者さんにだけ与えられるものなので、そうした資格を持っている人はその道のプロフェッショナルであるといえます。ですから、お子さまの歯科治療を任せるのであれば、小児歯科の認定医や専門医の資格を持った歯医者さんの方がベターであるといえます。
▼認定医と専門医のちがいは?
小児歯科の認定医と専門医の違いはシンプルです。専門医は認定医の資格を取った人が得られるもので、大学の教員でいえば准教授と教授の違いのようなものです。専門医の資格を取ることは非常に難しく、時間もかかります。それだけに、小児歯科の専門医の資格を持った歯医者さんは、とても心強い存在といえます。
▼資格がない優秀な歯医者さんもたくさんいる
ここまで、小児歯科の認定医や専門医の話をしてきましたが、実際、こうした資格を持っていなくても優秀である歯医者さんはたくさんいます。それは皆さんも小児歯科に通われていて実感していることかと思います。ですから、子どもの治療をお願いするなら絶対に認定医や専門医でなければならない、とかたく考える必要もありません。大切なのはお子さまをしっかり診てくれる歯医者さんであるかどうかです。
▼歯医者さんは一生勉強し続ける職業
歯医者さんは歯科医師国家試験に合格することで歯科医師免許を取得します。それまでにはたくさんの勉強をしなければなりません。ただ、そこで勉強をやめてしまったら、患者さまにより良い治療を提供することが難しくなります。つまり、歯医者さんは一生勉強し続けなければならない職業といえるのです。そういう意味で、認定医や専門医の資格をとるために、たくさんの論文を読んだり、学会に出席したりすることは非常に有益です。そのため、認定医や専門医の資格を持った歯医者さんは、常に最良の治療を提供したいという素晴らしい考えを持った方がほとんどといえます。
▼まとめ
このように、小児歯科には認定医や専門医を持った歯医者さんが存在しています。たくさんの治療や研究を重ねた歯医者さんであることに間違いはないので、優れた歯医者さんを探す上での一つの目安として考えても良いかと思います。